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インディペンデント

 
アメリカは「Independent(独立)」をとても大事にする国。7月4日の独立記念日は関係ないけど(あるかな?)、老いたからといって子供に頼るとか面倒をみてもらうとかは当たり前ではない。高齢になっても自立している人が多く、80、90歳代で一人住まいは当たり前。時々アジアや中近東からの移民で昔の日本みたいに2世帯や大家族(祖父母+親+子供+孫世代)で生活をしている人がいるが、それは稀のような気がする。

ずっと昔、初めてアメリカに来たときにスーパーで酸素ボンベ(ゴルフクラブケースみたいに小さな車輪がついていた)を引っぱりながら買い物をする高齢者を見てびっくりした。

我がディスカバリーショップ。スタッフは高齢者と呼ばれる方が殆ど。そして場所柄かお客様にも高齢者が少なくない。

先日は歩行補助車(座席つきのウォーカーに車輪がついていて押して移動できる)を使用のお客様が3人ショップ内に同時にいた。皆さん女性。そのうちの1人はご主人と一緒に車で来ていたが、残る2人は隣町の高齢者住宅地からバス(無料)でのご来店。なんでも、我がディスカバリーショップの隣にあるスーパーマーケットが定期的にシニア割引をする日だったらしく、女子2人で一緒にお買い物に♪

そのうちの一人が補助車から手が離すことができない(バランズがとれずに転んでしまう)から、ワタクシにラウンダー(円形のラック)に掛かっているお洋服を一枚一枚見せろという。ヒマではなかったけど、言われた通り一枚一枚めくっていった。「(めくるのが)早すぎて見れない!」とお叱りを受けたワタクシ。「どんなのをお探し?」と聞くも「わかんない」。このお年頃のお客様は大抵「別に必要ないのだけど」とおっしゃる。でも、「もうトシだから」と言いつつもやっぱりお買い物は楽しいもの。

結局4枚のトップスをご購入されたこの女性。でもレジでちょっと戸惑った。チェック(個人の小切手)を使いたいのだけど、車に乗るのをギブアップした彼女は免許証を持っていないので機械が使えない。じゃあマニュアルで処理するから電話番号をくれという電話番号を覚えていない。そうこうしていると、レジ係の81歳のイルマがイライラしだした。「まあ自分に電話をかけることがないから仕方ないよね」となだめながら娘さんの電話番号(財布の中に緊急用ではいっていた)をもらった。

お迎えのバスに乗り遅れないようにとショップの外で待つガールフレンド2人。天気がよかったので、日向ぼっこをしながら今日の勝利品について話していました。

この国はやっぱりこういうところがいいなと思うのです。歳を重ねるのに負い目はない。「もう〇〇歳だから・・・」とかでジャッジされない。子供から大人になって老いて来ても個人が尊重されています。「〇〇できない」とか本人も周りもエクスキューズ(言い訳)にしない。老いて来てできないことが増えてもそれは当たり前のこと。そしたらできる範囲で何かをする。できないことだけにフォーカス(重視)しないでいるからいつまでも人が人でいられる。

日本は若者の国ですよね。それは活気があっていいのですが、個人的には多々ある「幼稚」だなというイメージも拭えません。年配者を尊ぶ気持ちは小さいときから育てられて来ているのに、老いて来ると元気がないというか、元気があってはいけない文化になっているように思うのです。どうしてかな〜?


Have a Happy Life!


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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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Author:しょうが
住まい:南カリフォルニア(オレンジ郡)

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